パピッター

超雑多に日常を綴ります, ほぼ毎日更新?

人生 Advent Calendar 2018

そういえば登録していたのだった, 12月24日の23時47分ということであと13分で書き上げねばならない. なので雑に綴ります.

人生既に29年が過ぎ, 気がつけば20代もあと1年となっていた. あと半年もすれば30歳になる. そこから5年になれば35歳, よく「エンジニア35歳定年説」とか言われる年齢に差し掛かる.

ところで5年前の自分と今の自分を比べると, ちょっとだけ肩の力が抜けた気がする. あの頃は, "成長しないといけない"という脅迫概念(?)に追われていた気がする. もちろんそれによって, いろいろチャレンジしたり, 技術を習得したりして, 実際成長したとは思う. とはいえ精神的にはかなり追い込まれていて, 特にエンジニアの界隈だと, どんどんどんどん優秀な(自分たちが作った知の高速道路を高速に走ってきた)若者が登場して, 自分がいる場所を追い抜いていくのを眺めて, 負けられないという覚悟と, とはいえ負けているという劣等感と, 足掻いても足掻いても前に進めない無力感みたいなのが, ごちゃまぜになっていた.

結局のところ, そうやって追い込まれていたのは, 「自分と他人を比較して, 自分の立ち位置を見ていた」からであった. もちろん自分と他人を比べて, その差を見極めるのは大事だと思う. 自分に足りないものを見つけたり, 自分と他人がチームを組んで相乗効果を出していくためには, そういうのを見ていくのも大事ではある. とはいえ, それは「自分自身を自分で認める」ことが前提にあって, それができていない状態で自分と他人を見つけると, かつての自分のように, その差によって押しつぶされたりするかもしれない.

コードを書いてサービスを作るのが好きで, 旅行して見知らぬ景色を見ることが好きで, でもとにかくドチャクソに怠惰で楽したがりで, 運動が嫌いで... 良いところも悪いところもあって, それが自分なのだ... と自分自身を認めることで, 何となく楽になった. そして周囲の人たちを, 正しく認められるようになった. 「自分はそれでいいのだ」と, まず自分が認められないと, 他人を認めることはできないと気づいた.

かつての「成長しなければ」という脅迫概念がなくなって, そういう意味では「成長の速度」は鈍化したかもしれない. とはいえ精神衛生は何物にも変えられないので, その脅迫概念を脱した(?)ことに後悔はないし, 副次的効果として視野が広がった気がする. かつては「自分自身の成長」という, 若干抽象的ではあるものの, とにかく自分中心に物事を見ていたけれど, それが自分を認めることで他人を認められるようになって, 他人を, 周囲を見回す余裕が出来たのだと思う. それによって自分の中のいろいろな可能性が増えてきて, 中長期的に見ればいろいろな成長に繋がっていると思う. 例えば最近やっているスクラムマスターとかもそういうモノ, だと思う.

まあなんか, いろいろ書いたけれど, 「精神衛生が何より大事」で, 「自分を認める」ことでそれを得ることができた, みたいなのがここ5年くらいであった出来事で, ちょうど良いタイミングなのでその話をしました. これからも自分なりのペースで人生やっていきたいものですね.