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そういえば登録していたのだった, 12月24日の23時47分ということであと13分で書き上げねばならない. なので雑に綴ります.
人生既に29年が過ぎ, 気がつけば20代もあと1年となっていた. あと半年もすれば30歳になる. そこから5年になれば35歳, よく「エンジニア35歳定年説」とか言われる年齢に差し掛かる.
ところで5年前の自分と今の自分を比べると, ちょっとだけ肩の力が抜けた気がする. あの頃は, "成長しないといけない"という脅迫概念(?)に追われていた気がする. もちろんそれによって, いろいろチャレンジしたり, 技術を習得したりして, 実際成長したとは思う. とはいえ精神的にはかなり追い込まれていて, 特にエンジニアの界隈だと, どんどんどんどん優秀な(自分たちが作った知の高速道路を高速に走ってきた)若者が登場して, 自分がいる場所を追い抜いていくのを眺めて, 負けられないという覚悟と, とはいえ負けているという劣等感と, 足掻いても足掻いても前に進めない無力感みたいなのが, ごちゃまぜになっていた.
結局のところ, そうやって追い込まれていたのは, 「自分と他人を比較して, 自分の立ち位置を見ていた」からであった. もちろん自分と他人を比べて, その差を見極めるのは大事だと思う. 自分に足りないものを見つけたり, 自分と他人がチームを組んで相乗効果を出していくためには, そういうのを見ていくのも大事ではある. とはいえ, それは「自分自身を自分で認める」ことが前提にあって, それができていない状態で自分と他人を見つけると, かつての自分のように, その差によって押しつぶされたりするかもしれない.
コードを書いてサービスを作るのが好きで, 旅行して見知らぬ景色を見ることが好きで, でもとにかくドチャクソに怠惰で楽したがりで, 運動が嫌いで... 良いところも悪いところもあって, それが自分なのだ... と自分自身を認めることで, 何となく楽になった. そして周囲の人たちを, 正しく認められるようになった. 「自分はそれでいいのだ」と, まず自分が認められないと, 他人を認めることはできないと気づいた.
かつての「成長しなければ」という脅迫概念がなくなって, そういう意味では「成長の速度」は鈍化したかもしれない. とはいえ精神衛生は何物にも変えられないので, その脅迫概念を脱した(?)ことに後悔はないし, 副次的効果として視野が広がった気がする. かつては「自分自身の成長」という, 若干抽象的ではあるものの, とにかく自分中心に物事を見ていたけれど, それが自分を認めることで他人を認められるようになって, 他人を, 周囲を見回す余裕が出来たのだと思う. それによって自分の中のいろいろな可能性が増えてきて, 中長期的に見ればいろいろな成長に繋がっていると思う. 例えば最近やっているスクラムマスターとかもそういうモノ, だと思う.
まあなんか, いろいろ書いたけれど, 「精神衛生が何より大事」で, 「自分を認める」ことでそれを得ることができた, みたいなのがここ5年くらいであった出来事で, ちょうど良いタイミングなのでその話をしました. これからも自分なりのペースで人生やっていきたいものですね.