パピッター

超雑多に日常を綴ります, ほぼ毎日更新?

質問や相談をする時のテンプレ, 最近こういう感じでやっていて, うまく回っている気がするのでメモ. だいたいこういうことをやっている気がする. 「概要の明示」と「選択肢の提示と私見の提案」は結構意識してやっている. 「前提の共有」については, 割と無意識にやっている気がするけれど, 改めてこの記事を書いていて, やった方が良さそうと思ったので, これからは意識してやっていってみたい.

  • 概要の明示
  • 前提の共有
  • 課題の説明
  • (必要に応じて)選択肢の提示と私見の提案

...とにかく, 質問した時に相手に「...で, これ何の話だっけ?」という状態なのにガンガン話をすすめるのは混乱の元なので, まず最初に「概要の明示」, つまり質問したいことの概要を伝えておく. 例えば, 「○○のIssueの件ですが...」とか, 「この間相談だした, ××の機能についての質問なのですが...」とか. PCがあれば, 関連するGitHubのIssueやPull Request, 社内グループウェアのエントリなどを見せながら話せるとよりスムーズに出来そう.

続いて「前提の共有」で, 本題に入る前に, その前提となる情報を共有したり, 確認したりする. 例えば, 「前回質問した時は, ○○にしようと言っていましたが...」とか, 「××でやろう! と提案頂いたので, やっていたのですが...」とか. 場合によっては, ここで前提が食い違っていて, 「あれ, そういう話だったっけ? もう1回ちゃんと話しましょうか」となることもある. それはそれでラッキーで, 早めに気づけて良かったと言えそう.

次に本題, 「課題の説明」で, 質問したいこと/相談したいことを実際に説明していく. 「概要の明示」と「前提の共有」が済んでいれば, 本題だけさっくり話すことが出来そう. 最後に大事なのが, 特に相談するときに重要な「選択肢の提示と私見の提案」で, 例えば, 「ここの機能, どう実装しましょう?」みたいな相談をするときは, プランA, プランB, プランCの3つくらいのアイデアを用意しておいて(選択肢の提示), その中で個人的に良さそうなもの(私見の提案)も出来ると, 相談された側も考えやすいと思う. 例えば, 「〜〜という問題点があって(ここまで「課題の説明」), 解決策としては○○○をする案A, ×××をする案B, △△△をする案Cがあると思います(「選択肢の提示」). 個人的には, 費用対効果を考えると案B辺りが落とし所だと思うのですが, どう思います?(「私見の提案」)」みたいな感じ.

細かい相談ならまだしも, そこそこ複雑な機能の実装方針とか, その機能を実現するために必要なUI/UXの相談とか, そういうときは「選択肢の提示と私見の提案」も一緒に出来ると, 結構スムーズに相談が進んでいく気がする. 自分が提案した私見がそのまま採用されることもあるし, 場合によっては「でも, hogehogeの観点を考えると, 案Aが良いのでは?」みたいに, より良い案が選ばれたりすることもあるし, あるいは「いや, ここをこうやって問題を解決する, 案Dというのもあるのでは?」とか, そういった話が出来る. 予め選択肢を提示しておかないと, 「どうしますかね?」, 「うーん, まずここをこうやってあげる案Aがありそう...」, 「ふむふむ...」みたいな感じで, 自分と相談する人の2人(以上)で, 案を出して, 2人でそれを理解して, 方針を決める必要があるけれど, 最初に自分が幾つか提示できれば, 自分はもちろん提示する側なので理解は済んでいて, あとはそれを相談相手に伝えることに集中出来るので, 相談にかかる時間を削減することにも繋がりそう.

そう考えると, 質問や相談というコミュニケーション, 日常的にやっているけれど, 「うまくやる」のはテクニックというか, ちゃんとした準備がいる気がする. カジュアルな質問や相談はカジュアルに, ちゃんと押さえるべきところはしっかり準備して, いい感じに質問したり相談したり, そういうふうにやっていけると, いい感じにコミュニケーションが進んでいく気がする. 工夫の余地, まだまだありそうなので, 引き続き日常の中でいろいろ試していけると良さそう.