パピッター

超雑多に日常を綴ります, ほぼ毎日更新?

今の感想: ★★★★★

YAPC::Kyoto 2023, お疲れさまでした. ちゃんとした(?)エントリは真面目なブログに書いたので, こっちでは裏話とかを雑多に書きます.

papix.hatenablog.com

まああれだ. とにかく今回は約3年分のアレコレがあるのでね. 言いたいことはめちゃくちゃありますよ. なので数回に分けて書くかも.


なんかここ数年くらい(コロナ禍になってから), スランプというか, 調子悪い時期がずっと続いていて, 仕事も成果出せないし, 新しい技術とか, 情報への感度がめちゃくちゃ悪くなっていて, マジで「今はいいけど, このままだと絶対エンジニアとして終わっていくんじゃねえの?」みたいな気持ちが若干あった. 仕事の成果に関しては, 引っ越して部屋広くなって部屋の空気とか雰囲気がよくなったのでなんとかなったけど, でも引き続き, 例えば技術書とか, ブログとか読んでても, 情報が頭に入ってこないというか, 拒絶するというか, うまく咀嚼できないというか, そういうのがずーっとあった.

ただ, YAPC::Kyoto 2023終わった後, ブログを読みつつまこぴーさんとかaerealさんの資料とか読んでると, なんかスーっと読める. なんか感情がある. 「あれ!?」と思って, Twitterとかで流れてた技術エントリを読んでたら, 「面白いじゃん」って感じでサクッと読める. 「ウオーっ俺この感覚3年ぶりくらいに感じているぞ!?」ってなって, 多分これがカンファレンス効果なのだと思った.

なんか, 自分ってエンジニアとしては致命的なのだろうけど, 「技術を学ぶ」よりも「技術で作る」方が興味ある気がしてて, なのでとにかく最低限の道具揃ってると「それでええやん」ってなりがちで, そうなってくると何かしら学ぶ/キャッチアップするモチベーションというか, きっかけが必要で, 多分自分にとっては年に1回のYAPC::Japanがそれだったのかもしれない. いろいろなトークと人が集まるので, 「はえ〜, そういうのがあるのか」, 「これ良さそうだな」とか, そういう情報を集めて, 仕事とかなにか作るところで試していく, そういうのが自分に向いてて(そういう学習しかできなくて), だからここ3年くらいうまくいってなかったのかもしれない, っていうことを思いました.

つまり俺はエンジニアとして学習を続けていくためにはYAPC::Japanを続けて学習の種を見つけ続けるしかない, ということになる. 泳ぎ続けないといけないマグロみたいだな????????


とにもかくにも新型コロナウイルス禍はマジで最悪でしたね. いやまだ過去形ではないけど, 少なくともオフラインカンファレンスやれる程度には打ち勝って来たとは思っていて, 大変にありがたい. オープニングであずまさんが汚いワーディング使ってたけど, 正直自分も同じ気持ちですよ. とにかくこのまま穏便になってもらいたいッスね...


ところで当日何してたん? というと役割的には遊撃, ということであずまさんほどではないけど会場を駆け回っていました. 暇な時間はスタッフ待機室でSlack見て情報整理したりとか. トークはあんまり見れなかったけど, onishiさんのキーノートだけは申し訳ないけどほぼ全部見せさせてもらいました(直後がクロージングなのでその準備もあった). とはいえなんか当日何やるかとか全部忘れた状態から思い出しつつ準備して, なのでアレコレ忘れており当日気合で対応しながらやっていたので, とにかく最初から最後まで余裕がなかったです. 何人かご挨拶できたけど, できなかった方もいたのが残念. やっぱり懇親会はやりたかったッスね〜, 次は絶対やりたい!

実は今回は途中で, コロナの様子とか見つつ, 小規模ならいけるかも... ということで, スタッフとゲスト/登壇者によるスピーカーディナーをやっていました(スタッフの打ち上げを兼ねた飲み会). まあいけそうやな, と思ったので次は(コロナの様子見つつだけど)懇親会絶対やりたい.


クロージング, なんかエモくなってすいません. これは理由があって, 最初はこれ全部話したいこと話したら5分(というかクロージングの中でベストトーク賞とか発表するのに5分で終わるわけねーだろバカじゃねーのか!? まあそのタイムテーブル作ったの俺なんだが...)絶対オーバーする, と思ったのでKeynoteにカンペ仕込んでたんだけど, PC繋いだらなんか見えなかったので, 諦めてノーカンペで述べた結果, 当初考えていたことをほぼほぼ全部話してしまって, ああなったのでした. てへぺろ.


あらたまさんがベストトーク賞受賞, 良かったッスね. やっぱりYAPC::Asia時代からコミュニティに貢献されていた先輩だし, 世代的には近いので(一方的かもしれないけど)仲間じゃん, って気持ちがあるので, なんか自分も嬉しかった. 受賞者コメントも良かったし... 僕らもまあ若手を越えて中堅と言える世代になってきたけど, まあやや若手と名乗りたいと思っており(?), そういう人がベストトーク賞受賞したのはやっぱりめでたい! と思いました. YAPC::Japanの新時代だぜ(?).


大西さんのキーノートは最高だった. とにかくYAPC::Kyoto 2023は「大西さんをはてな創業の地であるKRPでキーノートをさせる」のが自分の裏目的というか, それを見たいがためにやっていった面があるので, これを果たせたのがよかった. 途中KRP以外の会場も検討したんだけど, まあ実際KRPが一番バランス良かったので, 最終的にKRPで開催できることになってよかった. そんなんやったら絶対にエモくなるやろ, と思っていたので案の定エモくてよかった. いやもうまじで, 正直これがやりたいがためにYAPC::Kyoto 2023について「延期」って言い続けた部分はあった. なので根源をたどっていくと, YAPC::Kyoto 2023が開催できたのは, 開催するぞ! って言い出したsongmuさんと, そのモチベーションを自分にくれたonishiさんのお陰, というのは普通にあると思う. なのでみんなsongmuさんとonishiさんを称賛してください. あと配信でご家族が見てたエピソードがマジで尊すぎて, 即座に配信チームにシェアしました. いやー配信やってよかった!!!!


YAPC::Japanに参加したな? これでお前とも縁ができた! という感じで, エンジニアであろうがなかろうが, Perl書いてようが書いてなかろうが, スタッフだろうが参加者だろうが, オンラインだろうがオフラインだろうが, とにかく今回のYAPC::Kyoto 2023に関わったみんながもう広義の(?)Perl Mongerだと思っているので, だからみんな仲間じゃん? って勝手に思っているので. なので, 「なんか面白かったな」って思ったら, 是非次も参加してもらいたいッス.

いやもうほんと, あの規模のカンファレンス, とにかく参加者と, 登壇者と, スタッフと, スポンサーがいなければ絶対成り立たないので. まずは参加したり, 紹介したり, ブログ書いたりというところから入っていってもらって, 次は登壇してもらって, 後はスタッフやってみて... 或いは, 今回myfinderさんとかytnobodyさんとかがやってくださったように, スポンサーになって頂けたりするとすごい嬉しいです. 或いは所属している会社に紹介して頂くとか. YAPC::Japan, Perlを中心にいろいろなコミュニティの人が集まるので, たまに来るといつもと違う層にリーチできて, スポンサーにとってもメリット提供できる面あるんじゃないかなって思うんスよね〜. ...ほんとかな? でもまあそういうメリット提供できるカンファレンスではありたいよな, っていう気持ち, 自分は持っています.


せっかくなので, 「自分とPerlとYAPC::Asia」, みたいな話しようと思ったけど, これは十数年後に「まだやってないの? しょうがないなあ...」って感じでキーノートをする機会をもらえるか, 或いはYAPC::Japanが終わる時に取っておこうと思います. っていうか今からこれを書くと確実に1万文字オーバーの怪文書が生成されますからね... それは避けたい.


YAPC::Japan, やっぱり今後の課題は持続可能性だよなあ, って思ってて. コアスタッフの負担ってやっぱり大きいので, 手弁当でやっていく以上, そこは分担していかないと, 中堅/ベテランのYAPC::Japan疲れ, みたいになってJPAもろとも破滅しそう. とはいえ単純に人増やしたら船頭多くしてなんとやら, になっちゃうので, なんないい感じの施策やっていきたい. とはいえ明らかにあの規模のカンファレンスをやるのに, コアスタッフもボランティアスタッフも全然足りなかったので, YAPC::Hiroshimaが走り出したら多分スタッフの募集はやっていくと思います. 覚悟の準備をしておいてください, いいですね!!!!!!


くぅ~疲れましたw これにてYAPC::Kyoto 2023完結です! ...って言いたいところなんだけど, まだ後始末というか残務が幾つかある. なのでそれをやりつつ, 次のYAPC::Hiroshimaに向けて動き出していきたい.